• 中島未来

<自分軸を発見する虎の巻:相手の立場に立つの術>


自分らしく、自分を信じて生きるには自分軸があると、とても助かります。

自分軸を発見するには自分を知ることが第一歩。

でも、自分への問いを深める方法がよく分からないとお話になる方が多いので、自分軸を発見するための問いとそれを深めて行くお題を、これから一緒に深めていこうと思います。

今日の問いは「相手の立場に立つ」です。

身近な関係性の中での「相手の立場に立つ」は、一人の人間として大切なこと。

でも、「立場に立ったつもり」で、実際に立ててないことも実はあるように感じます。

分かりやすいマクロ的視点でみると教育、福祉、経済などの面での国の政策は、本当に必要としている人の立場を感じられてはいないと思います。

もっと視点を狭めてみると、例えば会社で自分の隣のデスクに座っている人。

親の介護をしながら仕事をしているかも知れません。

子育てをしながらの仕事かも知れません。

長期の治療が必要な病を抱えての仕事かも知れません。

シングルマザー、シングルファーザーとして働いているかも知れません。見た目と心の性別が違っている悩みを抱えて働いているかも知れません。

相手の立場を十分に分かっているつもりで、時短で帰る人を迷惑がっている自分がいたり、子供の病気が理由で休む人に苛立ちを感じたり。

相手の立場にしっかと立てない理由には、自分の手にしているもの、人生が当たり前、標準的なものに感じている場合があります。

手にした時にはその幸運に心が踊るように幸せを感じていたはずなのに、伴侶がいるのが当たり前、仕事があるのが当たり前、親が健在なのが当たり前、健康であることが当たり前になる。

毎月の給与が当たり前になり、様々な事情で経済的に困っている人のことは見えなくなる。

健康な家族に囲まれている事が当たり前になるから、家族の看護、介護をしている人の大変さが見えない。感じられない。

結婚は続けることが当然だと思っているので、シングルマザー、やシングルファーザーの大変さが見えない、感じない。

私はいつも自分にこう聞いて見ます。例えばパートナーに関して。

「もし、私が同じ立場になったらどう感じる?どう思う?」

当たり前にいる夫がいなくなった時、私は一人で息子を育てる環境になる。給料だけでなく、日々料理やお洗濯、息子のことなどいろいろなことを一緒に担ってくれている人がいなくなる。

仕事のこと、プライベートのこと、困っていること、怒ったこと、悲しかったこと、嬉しかった思い出、たまに感じる不安などを親身に話し合う相手がいなくなる。

それが、どれだけのことなのか。心がちゃんと感じるように時間をかけて問いかけ、落とし込んで味わいます。